界面活性剤ってなに?髪の毛に悪い物?

界面活性剤という言葉を、一度は耳にしたことがあるかと思います。

 

少し前に、色々な化粧品やシャンプー、台所洗剤などで使われているということで話題になりましたね。

 

界面活性剤とはいったい何者なのか?

 

なぜ話題になったのか?

 

そんな疑問を解決していきましょう。

 

界面活性剤って何?

 

界面活性剤って、そもそも何なの?

 

そんな疑問を抱く人も多いかと思います。

 

界面活性剤とは、水や油などのように本来ならば混ざるはずのない二つの物質をつなげる役割をする成分のこと。

 

水の中に油を入れるとどうなるか、想像がつくと思います。

 

油と水が分離して、うまく混ざりませんよね。

 

そこへ、界面活性剤を入れることで、うまく溶け合うことができるようになるのです。

 

私たちの皮脂汚れを落とすのも、食器の油汚れを落とすのも、衣服の汚れを落とすのも、すべてこの界面活性剤があるからできること。

 

界面活性剤は、私たちの生活において、なくてはならない存在なんですね。

 

界面活性剤がなぜ話題になったの?

 

界面活性剤という言葉が、なぜこれほどまでに独り歩きしているのか…

 

それは現在使用されている界面活性剤の中には、人体に悪影響を及ぼすものがあるという事実が発覚したからなんです。

 

やっぱり界面活性剤は体に悪いんだ!

 

そんな誤解をしてはいけませんよ。

 

すべての界面活性剤が体に悪いわけではありません。

 

界面活性剤にも種類があって、悪いものと良いものがあるのです。

 

界面活性剤の種類とは?

 

界面活性剤には大きく分けて2つの種類があります。

 

「イオン性界面活性剤」と「非イオン性界面活性剤」です。

 

それぞれどのような特徴があるのか、見ていきましょう。

 

イオン性界面活性剤

 

イオン性界面活性剤とは、水に溶けた時に電離してイオンに変化する界面活性剤のこと。

 

イオン性界面活性剤の中でも、陽イオン性、陰イオン性、両性の3種類に分かれ、それぞれ用途が異なっています。

 

陽イオン性は、吸着力や殺菌力に優れているので、リンスやコンディショナーや殺菌剤などに使用されています。

 

陰イオン性は、洗浄力に優れるため、シャンプーや洗剤などに使用されています。

 

また両性は周りに合わせて性質を変化させるため、シャンプーやリンスなど、幅広い用途で使用されています。

 

非イオン性界面活性剤

 

非イオン性界面活性剤は、水に溶けても電離しない界面活性剤のこと。

 

とても種類が多く、用途も様々です。

 

もちろん、シャンプーに使用されることもあります。

 

陰性・陽性に別れることがないので、組み合わせも自由自在。

 

とても使い勝手の良い界面活性剤と言えます。

 

どの界面活性剤が体に悪いの?

 

ところで気になるのは、どの界面活性剤が体に悪いのかという点ですよね。

 

イオン性界面活性剤なのか、非イオン性界面活性剤なのか…

 

実はこの二つは、どちが良いとも悪いとも言えないんです。

 

界面活性剤の有毒性を決めるのは、イオン性か非イオン性かということではなく、何を材料に作られた界面活性剤なのかという点なのです。

 

体に悪い界面活性剤

 

体に悪い界面活性剤の代表格と言えば、石油系合成界面活性剤。

 

名前からしても、何となく体に悪そうですね…

 

石油系合成界面活性剤は、水の硬度を選ばない、強い洗浄力がある、低コストで大量生産できるなど、洗剤類やシャンプーなどを作るうえで、多くのメリットがあります。

 

ところがその反面、肌への刺激が強い、肌から浸透して体内にまで影響を及ぼすなど、人体にはあまり嬉しくないことばかり…

 

さらには環境にもよくないということで、最近では使用が控えられるようになりました。

 

そして最近主流となってきているのが、高級アルコール系界面活性剤です。

 

高級アルコール系界面活性剤も、シャンプーを作るのにはまさに最適な界面活性剤。

 

そして人体や環境への影響も、石油系よりは穏やかになりました。

 

でも、やっぱり刺激が強すぎて、敏感肌の人は炎症を起こすこともしばしば。

 

さらには有害物質が体内に蓄積される可能性も示唆されています。

 

まだまだ人体には嬉しくない成分というわけですね。

 

石油系の界面活性剤は、ほとんど市場に出回ることはなくなりました。

 

でも高級アルコール系の界面活性剤は、多くの商品に用いられています。

 

髪や頭皮、体のことを考えるのなら、避けておきたい界面活性剤です。

 

体に良い界面活性剤

 

逆に体に良い界面活性剤は何かというと、天然由来で作られている界面活性剤のこと。

 

その代表格が石鹸ですね。

 

石鹸はまだ化学が進歩していない古代から使われています。

 

ということは、完全に天然由来で作られているということ。

 

まさに天然の界面活性剤とも言えます。

 

その天然の界面活性剤を、さらに低刺激に作り替えた界面活性剤があります。

 

それが「アミノ酸系界面活性剤」です。

 

人体に使用されているアミノ酸を配合させることで、肌への刺激を最大限落とすとともに、過剰な洗浄力を控え、余分なものは落とすが、必要なものは落とさないという、人体にとって、まさに望ましい界面活性剤なんですね。

 

界面活性剤の表示方法

 

シャンプーの成分表示を見るとよくわかると思いますが、どの界面活性剤を使用しているか、ハッキリと書かれていませんよね。

 

これでは何が高級アルコール系界面活性剤で、何がアミノ酸系界面活性剤か、判別ができません。

 

そこで、シャンプーに使用される主な界面活性剤の表示名をご紹介します。

 

避けたい界面活性剤

 

石油系や高級アルコール系の界面活性剤の成分表示は、次のようなものです。

 

 

  • ラウリル硫酸Na
  • ラウレス硫酸Na
  • ラウリル硫酸カリウム
  • ラウレス硫酸アンモニウム
  • スルホン酸Na
  • パレス‐3硫酸Na

 

 

このほかにも種類はありますが、主に「硫酸」や「スルホン酸」と付くものは同系統です。

 

進んで選びたい界面活性剤

 

アミノ酸系の界面活性剤の成分表示は、次のようなものです。

 

  • ココイルグルタミン酸TEA
  • ステアロイルグルタミン酸Na
  • ラウロイルグルタミン酸Na
  • ココイルメチルタウリンNa
  • ラウロイルメチルタウリンNa
  • ココイルメチルアラニンNa
  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ココイルグリシンK

 

この他にもいろいろな表示名がありますが、大体似たような表示名なので、わかりやすいと思います。

 

シャンプー選びは界面活性剤選び

 

シャンプーの良し悪しを決めるのは、まさに界面活性剤と言っても過言ではありません。

 

それだけ界面活性剤による、肌や髪への影響が大きいんです。

 

シャンプーを選ぶときは、ぜひ界面活性剤に着目して選んで下さいね。

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