石油系シャンプーのメリットとデメリット

石油系のシャンプーは、現在ほとんど見なくなりましたが、一昔前は一般的に使われてきたシャンプー。

 

石油系という言葉が、いかにも有害性を示唆しますが、石油が悪いというわけでもないんです。

 

では石油系シャンプーの特徴について見ていきましょう。

 

石油系シャンプーのメリット

 

石油系シャンプーは、界面活性剤に石油を使用して作られたシャンプーのこと。

 

今では高級アルコールシャンプーでおなじみの、「ラウレス硫酸ナトリウム」や「ラウリル硫酸ナトリウム」などは、かつて石油を使用して作られていました。

 

ではどのようなメリットがあって、石油系シャンプーは作られていたのでしょうか。

 

低コストで生産できる

 

石油系シャンプーの最大のメリットは、低コストという点。

 

とにかく安くたくさん作ることができます。

 

販売する側にも購入する側にも、安いことは大きな魅力でした。

 

泡立ちと洗浄力が高い

 

石油系シャンプーの特徴は、豊かな泡立ちと高い洗浄力。

 

未だかつてないモコモコの泡立ちと、洗い上がりのサッパリ感は、開発当時、爆発的な人気を誇りました。

 

石油系シャンプーのデメリット

 

今では石油系シャンプーはほとんど製造されていません。

 

それはメリットのよりも、デメリットの方が多かったから。

 

どのようなデメリットがあって、販売されなくなってしまったのでしょうか。

 

刺激が強くトラブルを起こしやすい

 

石油系シャンプーは肌にとって、かなり刺激が強いシャンプーでした。

 

そのため、肌トラブルを起こしてしまう人が続出。

 

長期的に使い続けると、健康被害が出るとまで言われました。

 

環境破壊を促進する

 

石油は生活排水になって流れ出る際、分解されにくく、そのまま川や海に流れ出てしまいます。

 

そのため、多くの家庭が一斉に石油系シャンプーを使うことで、環境破壊が促進されてしまうという事態に…

 

環境保護意識が強くなった現代では、とても受け入れられる製品ではなくなってしまいました。

 

抜け毛を促進する

 

石油系シャンプーによって頭皮が傷つけられたり、高い洗浄力で皮脂を根こそぎ取ってしまうことで、抜け毛を促進して薄毛の原因になってしまうことも。

 

石油系と高級アルコール系の違い

 

今でもよく石油系シャンプーと高級アルコールシャンプーを混同して考える人が多いのですが、この二つにはハッキリと違いがあります。

 

石油系シャンプーは石油を使用して作られた界面活性剤を使用しているのに対し、高級アルコールシャンプーは、植物油を使用して作られた界面活性剤を使用しています。

 

石油から植物油に移行したことで、肌への刺激や影響、環境への悪影響などが改善されているんですね。

 

ただ、すべて石油が悪いというわけではありません。

 

石油を使用した製品は、今でも医療機関で使用されていますし、ベビー製品にも使用され、高い安全性を誇っています。

 

あくまでも悪いのは、石油を界面活性剤の原料として使用すること。

 

つまり石油に洗浄力を求めることなのです。

 

現在では石油系シャンプーはほとんど見かけませんが、石油系の製品はたくさんあるので、勘違いしてやたらと避けないようにしましょうね。

 

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