髪の傷みが気になる人におすすめのミネラル類とその働き

ほかの栄養素にくらべてあまり知られていない『ミネラル』ですが、最近では少しずつ知名度が上がってきていますよね。このミネラルも、髪の毛には必要な成分なのです。

 

特に髪の毛の傷みが気になっている人は、ミネラルに注目してみましょう。

 

ミネラルの性質と種類

栄養のバランスがとれた食事は、体にはもちろんのこと、髪の毛にも重要ですよね。ビタミン類やタンパク質、適度な脂質や糖分、そして忘れていけないのが、ミネラルです。

 

地上にある元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いたものは、すべてミネラルになります。つまり、無機化合物ですね。

 

数多くのミネラルが存在しますが、ヒトの栄養として必須といわれているミネラルは、現在16種類です。ナトリウム、マグネシウム、イオウ、リン、カリウム、塩素、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、銅、亜鉛、コバルト、セレン、モリブデン、ヨウ素、となっています。

 

ミネラルはビタミンと同じく、体の組織や臓器をスムーズにはたらかせるための栄養素です。そしてビタミンと同様、体内で作ることができないので、食品から摂らなければなりません。

 

このように両者は共通するところが多いのですが、体のサポート的な役割だけを担っているビタミンとは違い、ミネラルは体を作る役割も持っています。

 

ミネラルはほんの少しの量の摂取で事足りるのですが、足りないと欠乏症となって体に悪影響を及ぼしてしまい、また多く摂りすぎても過剰症となり、害を及ぼしてしまいます。加減に気をつけなければいけないのですね。

 

亜鉛と髪の毛の深い関係

ミネラルの中でも、髪の毛を作るために重要なのが、亜鉛です。亜鉛は髪の主成分であるケラチンタンパクの合成に欠かせない栄養素です。

 

ですから、いくら上質のタンパク質をたっぷり摂っても、亜鉛が不足していては、健康な髪の毛を作ることができません。

 

カキ、うなぎなどの魚介類や、肉類、大豆などに多く含まれているので、髪の傷みが気になる人は特に、これらの食品を意識して食べるようにしましょう。

 

ほかに摂っておくべきミネラル

亜鉛のほかにも、傷みにくい髪の毛を作るのに必要なミネラルがあります。

 

ヨウ素は、新陳代謝や成長を促進し、髪のツヤを促してくれます。海藻類や、大豆、カツオ、マグロなどに豊富に含まれます。よく「ワカメを食べると髪の毛にいい」という話を聞きますが、迷信ではなかったのですね。

 

ただ、たくさん食べれば食べるほどいい、というわけではありません。繊維質がたっぷりの海藻類は、食べすぎると大事な栄養素を絡めとって排泄してしまうこともありますので、ほどほどにしておきましょう。

 

鉄分も髪の毛に大事なミネラルです。鉄分が不足すると、髪の毛が乾燥しやすくなり、髪の毛がバサバサになるおそれがあります。

 

気をつけなければいけないのが、鉄分と亜鉛をたくさん摂りすぎると、お互いの吸収をジャマしてしまうのです。こちらもほどほどにしておきましょうね。

 

レバーやほうれん草、ひじき、豆類などから摂取しましょう。豆類に含まれる鉄分は、ビタミンCや動物性タンパク質と一緒に摂ると、吸収しやすくなります。

 

銅は、メラニン色素の合成に使われます。髪の黒さはメラニン色素のおかげなので、白髪が気になるひとには特に有効です。玄米やそば、のり、豆類に多く含まれます。

 

髪の毛は生えてしまったあとでは、残念ながらその髪質を改善することはできません。でもミネラルを意識的に摂ることによって、これから生える髪を健康な状態にしてくれます。

 

あきらめずに、栄養バランスのとれた食事を心がけて、傷みのない髪の毛を目指しましょう。

 

関連するページ