フケの原因となる頭皮の疾患について

フケは外見的にも、精神的にも、あまり気分のいいものではありませんよね。

 

でもフケ体質だし……とあきらめている人も多いでしょう。

 

確かに、フケ症を治せるなら治したいとは思うものの、命に別状はないのだし、別に急いでどうこうすることもないような気もしますよね。

 

でも、もしフケ症に潜む疾患があったとしたら、あなたはどうしますか?

 

そのフケ、大丈夫?

フケは、頭皮から剥がれた角質細胞のこと。

 

つまりは「垢(アカ)」ですね。

 

頭皮の新陳代謝に伴って、表面の角質がアカとなって脱落していくのは普通のことですから、少しくらいのフケはあまり気にする必要はありません。

 

フケ症の大きな原因は、頭皮の乾燥といわれています。

 

カサカサになった頭皮の角質が、乾燥によって結合力が弱まり、ポロポロと剥がれ落ちてしまうのですね。

 

でも中には、深刻な疾患によってフケが増えてしまうこともあるのです。

 

そうなると、たかがフケとあなどってはいられません。

 

早めに適切な治療を受けないと、手遅れになってしまう疾患の可能性もでてくるかもしれません。

 

意外と多い脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は、皮脂腺が多く皮脂の分泌の多い頭皮や顔に起こりやすい皮膚炎です。

 

かゆみと炎症と伴い、皮膚が荒れてベラベラと剥がれていくので、頭皮に起こるとフケのようになります。

 

新生児から6ヶ月くらいまでの赤ちゃんや、思春期以降の男性に多くみられ、成人後では慢性化しやすい疾患です。

 

赤ちゃんの場合は、まだ未発達な毛穴に盛んに分泌される皮脂がつまりやすいことが原因なので、成長するにしたがって自然に治ることが多いのですが、成人の場合はこじらせるとやっかいです。

 

男性ホルモンが皮脂分泌を促進することから、男性に多い疾患ですが、ストレスなどでホルモンバランスが乱れると、女性でも発症します。

 

脂漏性皮膚炎は、慢性化してしまうとよくなっても再発を繰り返してしまいがちなので、できるだけ早めに治療を始めましょう。

 

予防・改善のためには、頭皮を清潔に保ち、バランスのよい食生活(特にビタミンB群)を心がけ、ストレスや過労を避けることが大事です。

 

もしかして? と思ったら、早めに医師の診察を受け、適切な治療を受けてください。

 

その他のフケで気づく疾患

フケが出る症状のある疾患は、ほかにも、乾燥性湿疹、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、頭皮の水虫などがあります。

 

これらはすべて頭皮がカサつき剥がれ落ちる症状があり、素人では判断できないほど似通っているので、まずは診察を受けて原因をハッキリさせて治療していきましょう。

 

これらのほかにも、甲状腺機能低下症、糖尿病、神経疾患(多発性硬化症、パーキンソン病、重症筋無力症など)、免疫系疾患(HIVなど)などの重大な病気の症状の一部としてフケ症となっている可能性もあります。

 

急にフケが増えたという以外にも、体力の低下など気になる症状がある場合は、一度病院にいって診てもらいましょう。

 

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